AWS IoT@Loftイベントでセーフィー の動画制御システムについて登壇しました。
※セーフィーはクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」を運営しています。
セーフィーでCTOをさせて頂いている森本です。
先日、AWSさん主催のIoT@Loftイベント第9回にて登壇させて頂きました。
イベントテーマが「IoTにおけるカメラ・動画の扱い方」だったので、まさに弊社サービスにピッタリのテーマという事でありがたく参加いたしました。
当日は残念ながら昨今の情勢を踏まえオンライン配信での開催でしたが、150名を超える方々にご参加頂き、IoT@Loftイベントでも最大規模になったいう事でありがたい限りでした。
尚、イベントで配信に利用されたシステムはもちろんAmazon Chimeでした。利用させて頂くのは初めてだったのですが、特に問題なくスムーズに利用する事が出来たとの所感です。
当日のスピーカーは私含め計2名で、ソラコムさん、セーフィーと登壇させて頂いた後、AWSさんよりIoTシステムを容易に構築可能なマネージドサービスについてのご紹介がありました。
AWSさんが当日のレポートを以下のブログにて公開されていますので、こちらをご覧頂ければそれぞれの発表内容が良く分かります(AWSさん、ありがとうございます)。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/event-report-iot-at-loft-9/
上記ブログでもご紹介頂いていますが、セーフィーの発表では実際にSafieサービスで利用されている動画制御システムについてお話いたしました。
今でこそAWSさんのAmazon Kinesis Video Streamsがリリースされていますが、6年程以前にそういったサービスが存在しないなか、どういったビジネス要求がありそれに対応するためにどのようなシステムを作り上げてきたかについて記載しています。ご興味がある方は是非目を通して頂けますと幸いです。
尚、上記が弊社の動画制御システムの全体構成図となります。
以下のような柔軟な機能をサポートする事により、Amazon Kinesis Video Streamsと比べても遜色ないシステムを構築し、それを実サービスに利用できていると自負しております。
- HLS/WebRTCのハイブリッドサーバー配信により1秒以内の遅延を実現すると共に、環境要因などでWebRTCが利用できない場合はHLSでの自動フォールバック配信をサポート
- YouTube Liveと言った大規模配信システムへのRTMPパブリッシング、画像解析系サービスへのRTP/JPEGでの送信など、柔軟な配信制御が可能
- 上記全てをできる限りトランスコードを行わず、低コンピューティングリソースで実現
2020年3月時点で8万台を超えるカメラが出荷されており、上記動画制御システムを通して約6PB(ペタバイト)のデータが弊社システム上に保管され、配信や解析に利用されています。
最後に
今回はAWSイベント登壇レポートを公開させて頂きました。
尚、弊社としては今後画像解析システムとの連携を更に強化していくべく開発業務に取り組んでいますが、まだまだエンジニアさんが足りていない状況です。ご興味がある方はお気軽にご連絡頂けますと幸いです。