Safie Engineers' Blog!

Safieのエンジニアが書くブログです

商品開発の歴史

企画本部の下崎です。

セーフィーはカメラというイメージを持つ方が多いかもしれませんが、カメラ以外にもいろいろなサービスを作って提供しています。本記事では、商品・サービスの紹介もかねて、これまでの商品開発の歴史を書きたいと思います。

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クラウドカメラ1号

初めてのカメラ開発

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2015年5月、クラウドファンディングMakuakeを利用して最初に販売したカメラが、書画カメラで有名なELMO社と共同開発した、QBiC Cloud CC-1です。

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このカメラは、ハードウェアおよびOSなどのシステム周りの開発と製造をELMO社、カメラ制御や通信まわりのソフトウェア(デバイスSDK)をセーフィーが提供して作りました。2014年11月に本格的な開発が開始してから約6カ月でサービスインするという大急ぎのスケジュールです。それまでにカメラだけではなく、映像を見るためのアプリやサーバーシステムも準備しなければなりません。

ELMO社との共同開発が決まるまでには、いくつかのカメラメーカーだけではなく、自社ブランドで設計と製造ができるODM企業とも話をしましたが、通常のIoTベンチャーとは異なり、カメラ自体の自社開発・ブランドにはそれほどこだわりませんでした。セーフィーではユーザーの不を解消するサービスの提供を第一に考えているからです。ネットで探せば安いものは数千円の「ハイスペック」なカメラが山のように見つかりますし、メールやテレカンでやり取りをして開発費さえ支払えばカメラを作ってくれる海外のODMメーカーも数多くあります。ただし、自分も電機メーカーにいたから言えるのですが、単にスペックを満たしたものを作ることと高品質な優れた製品を作ることは同じではありません。ソフトウェア開発はできるという(根拠のない)自信がありましたが、当時の私たちにはハードウェアを設計する技術も生産管理のノウハウも無かったので、それらを補い共に製品を作り上げてくれるパートナーを必要としていました。

クラウド技術を求めていたELMO社さんとは、お互いの技術を提供しあう対等な関係で開発をしていただきました。今考えれば社員3人の会社と、2014年の夏に最初に会った時にはまだ会社すらなかったのに、良く共同開発に踏み切ってくれたものです。この幸運に恵まれた出会いがなければセーフィーという会社は無かったかもしれません。

「どこでも簡単」とはいかないビューアー開発

カメラは作る当てがつきましたが、撮影した映像を見るためのビューアーも必要です。「どこでも簡単」を追求したサービスを作ろうと考えていましたので、選択肢はウェブかスマホアプリ。外出中でも簡単にみたいのでスマホの中でもシェアの大きいiOS用アプリをまずは作ることにしました。「どこでも簡単」のこだわりは今でも続いていて、カメラ映像の視聴や設定・操作を始め、画像解析サービスまで、ブラウザもしくはスマホアプリから煩雑なセットアップ無しで利用することができるようにしています。

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現在はビジネス用途の割合が多くなりましたが、サービス開始時にはいわゆる見守り系でコンシューマー市場をターゲットにしていたので、マニュアル無しでも直感的に操作できるUIを目指して設計を行いました。そのUIを5年ほど引き継いで機能追加するにつれ、徐々に改良したい点がUI的にも内部実装的にも出てきました。そこで、操作性をさらに高めた新モバイルビューアーの開発に踏み切り、間もなく2020年5月に提供開始する予定です。

当時はエンジニアが3人しかいなかったので、機能仕様と主な画面のワイヤーフレームを作成したらアプリの実装はツテのあった開発会社さんの力も借りました。ただどうしても上手くいかなかったのがBluetoothの実装でした。BLEのアドバタイズメントを利用してカメラを検索して接続、アプリから設定するという設計はできたのに、肝心のデータのやり取りがどうしてもできない。あるのはBluetoothチップの仕様書だけ。しかもあまりメジャーなものでは無かったので、カメラメーカー含めて実際に使ったことのある人が誰もいないのには困りました。ネットのサンプルを参考にしても上手くいかないので、Bluetoothの電波をキャプチャして通信内容を表示できるプロトコルアナライザーまで使い、メーカーの人といろいろやってみるのですが、全然データのやり取りができないのです。CC-1はWi-Fiしか通信インターフェイスが無いので、その設定をしないと何もできません。最初はそのうちできるだろうと考えていたのですが、そうこうしているうちにデモを見せるプレス発表が翌週になってしまいました。そのギリギリの時に、同じBluetoothチップを使っている会社を何とか見つけ、頼み込んで使い方を教えてもらうことができました(ちなみにそういう時に限って新幹線を乗り過ごし、さらに乗ったタクシーが道を間違えて打ち合わせに遅刻しました...)。

トラブルもありましたが、クラウドファンディングではCC-1を500台以上を販売することができ、何とか満足のいくスタートを切ることができました。

サービス開発

みる、をもっと便利に

iOSアプリが完成したので、直ぐにその設計を元にAndroidとウェブアプリに横展開しました。これで撮る、みる、ためるという基本的な機能は実現できましたが、「賢くなるカメラ」と銘打ってサービスを提供していることもあって、ユーザーからは様々な要望が寄せられて来ます。その中の一つが、映像を公開して大勢の人に見せたいというものでした。そこでカメラで撮影したライブ映像とYouTube Liveの連携サービスが生れました。最初はYouTubeやFacebookなどいくつかのライブ配信サービスとの連携を試してみて、技術的には実現可能なことが分かっていましたが、どれぐらいのビジネスになるかはっきりしないこともあって正式なサービス提供にまでは至っていませんでした。

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そんな状況の転機になったのが、2016年8月に九州朝日放送と組んで実施した、KBCオーガスタゴルフトーナメントの定点カメラ映像のライブ配信でした。石川遼選手などが参戦するメジャーな大会なので当然テレビ中継されるですが、打撃練習場や選手がティーショットをするまでの準備など、ゴルフをやっている方にとってはテレビ放送されないシーンでも面白いところがいっぱいあるそうです。たまたまセーフィーのカメラでライブ配信もできるんですよ、と紹介したことがきっかけで、大きなイベントで利用していただき、その後はイベント配信だけではなく、河川監視など公共での利用にまで活用の幅が広がってきています。Safie Cultureの一つに「迷った時はやってみる」があるのですが、ユーザーの声に耳を傾けて技術の可能性にかけたエンジニアと、それを素早くかつタイムリーに届けて形にした営業の、まさにやってみたことでつかんだ成功例でした。この開発の姿勢は今でも大切にしていることの一つで、人数カウントやPOSレジ連携、Safie Visitorsなど顔認識サービス、といった新サービスを生み出す原動力にもなっています。

ユーザーの課題を解決する「Safie Apps」

セーフィーは多くの飲食・小売店でご利用いただいていますが、トラブルや不正が発生しやすいレジを撮影していることが多いです。カメラの設置が抑止力となって何も起きないのが一番ですが、トラブル発生時には映像を探して確認するために、店長さんは貴重な時間を使うことになります。セーフィーでは過去の映像を簡単に再生してみることができますが、正確な時間が分からない場合には特定のシーンを探すのは結構大変です。そのようなお悩みを解決するために生まれたのが「POSレジ連携」です。

POSレジの売上データ(ジャーナルと呼ばれます)と映像を結び付けることで、映像の検索性が飛躍的に高まります。POSシステムのインターフェースやジャーナルの仕様は規格化されていないため、連携させるためにどうしてもある程度の個別対応が発生してしまうのですが、対応するPOSシステムの数を少しづつ増やしていっています。

また、POSレジ連携以外にも、顔認識を利用した「Safie Visitors」のようなAIや画像解析の技術を活用し、映像の検索性を高めるサービスの開発を積極的に行っています。

サービスそのものではないのですが、ユーザーの細かいニーズにも応えると同時に、新サービスをより早く開発できるようにしたいという思いで開発したのが「ダッシュボード」です。法人向けのサービスを行っていて、ありがたいことに日常業務に組み込んでご利用いただいていると、業務に合わせてカスタマイズしたいという要望をお聞きすることがあります。例えば、エリアマネージャーが自分の担当店舗ごとに映像と人数カウントの入出店者数を確認するような場合です。もちろん、カメラ映像をひとつずつ確認することはできますが、それでは日常業務として作業効率がよくありません。「ダッシュボード」によって、ユーザー自身で店舗ごとの映像と人数カウントグラフをまとめた画面を作成する、といったことが可能になりました。

最初は映像をみる機能の拡張から始まったサービス開発ですが、現在ではもう一歩進んでユーザーの課題そのものを解決するソリューションを開発し「Safie Apps」として提供しています。

コンシューマーからエンタープライズへ

1台から数万台まで

2017年にCC-1の後継機種CC-2の提供開始に合わせて、自社ECサイトをオープンしました。それまでもAmazonなどでカメラを購入することはできたのですが、カメラが到着したら設定作業を行う必要がありました。自社ECサイト経由で購入していただくことで、出荷時に必要な設定を行ったうえでお届けすることができるようになり、さらに置くだけ簡単度合いが高くなりました。

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このころになると、数十台~数百台以上のカメラを導入する所謂エンタープライズ領域のユーザーが出てきました。各ビューアーアプリはカメラが1台でも数百、数千台でも利用していただけますが、カメラだけではなく利用するユーザーや設置拠点数も多くなるため、どうしても管理の手間がかかります。例えば、カメラを新しい拠点に導入したら、アカウントの追加が必要になりますし、異動や退職が発生したらアカウントの変更をしなければなりません。このような管理作業をより便利にしていただくために開発したのが「Enterprise Tool」です。

最初はカメラ数が少なかったユーザーも、追加していくうちに気が付くと結構な数をお使いいただいていることがあります。エンタープライズと呼ばれるような大企業のみならず、より多くの方にお使いいただくためにも、エンタープライズツールを「Safie Manager」としてリニューアルし、更に使いやすくしています。

より多くのカメラを

ユーザーが増えると、それに伴ってカメラの利用用途や設置環境も様々になります。Wi-Fi接続のCC-1カメラの後には有線LAN接続で屋外対応のCP-1を開発しましたが、全ての用途に対応するにはまだまだ機種が足りません。カメラといっても形状や機能で、ドーム型、バレット型、PTZ、パノラマなど様々な種類があるのですが、全部開発するほどのリソースはありません。そこで、既に販売されている汎用ネットワークカメラをセーフィーのサービスで使えるようにするために「ゲートウェイ」を作りました。ネットワークカメラは映像を取得したり制御したりするためにRTSPやONVIFといった規格化されたインターフェースを持っていることが多いです。通常はカメラと一緒に設置したレコーダーやサーバーがこのインターフェースを使って映像を取得して保存するのですが、ゲートウェイは取得映像をセーフィーのサーバーに暗号化して転送します。セーフィーカメラと同様にサーバーから制御することもできるので、ユーザーからみると同じように使うことができます。これによって、カメラの種類が増えたのみならず、既に設置してあるカメラを利用することもできるようになりました。

このゲートウェイですが、最初は製造委託するほどのボリュームが無かったので、自分たちで作っていました。 シングルボードコンピュータを仕入れてファームウェアを焼き込みます。丁度いいケースがなかったので、町工場の板金屋さんに手書きの図面を持ち込んで作ってもらい、その中にボードを組み込みました。販売数が増えて、性能向上もかねた新モデルを製造を委託するようになるまでは、大口の発注が入ると、嬉しい反面で納期に間に合わせるための製造作業が忙しくなっていました。

より多くの販路を

ゲートウェイで利用できるカメラは増えたのですが、汎用のインターフェースを使うので、設定の簡単さや機能の追加には限界があることも分かってきました。その時に見つけたのが、ネットワークカメラメーカーのAxis Communications社のACAPやVivotek社のVADPといったアプリケーションプラットフォーム機能でした。それらを利用すると様々なモデルのカメラに自分で開発したアプリケーションをインストールして動かすことができるので、対応機種を大幅に増やすことができそうです。狙いは当たり、現在ではセーフィーに対応したカメラは数百機種にまで増えました。

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実はAxis Communications社のカメラに対応したのにはもう一つの理由がありました。販路を増やしたかったのです。新規創業からしばらくは知名度も自社の販売力も低く、カメラを作って一緒にビジネスをやろうというメーカーも、知らないスタートアップが作ったカメラを扱おうという販売会社もほとんどありませんでした。その点、カメラのアプリケーションプラットフォームを利用すると市販のカメラが使えるのでスモールスタートが可能です。またマーケットシェアもあるのですでに販売している会社も多いです。最初はカメラを仕入れるためのアカウントをディストリビューターに作ることができず、出資を受けていたソネット(現在のソニーネットワークコミュニケーションズ)さんに紹介をお願いして何とかなったぐらいでしたが、現在ではAxis Communicationsと同じグループ会社(2015年に当時世界最大手だったAxis Communicationsをキヤノンが買収しました)のキヤノンマーケティングジャパンさんを含め、100社以上の販売パートナーにセーフィーを扱っていただけるようになりました。

どこでも簡単

モバイルカメラとの出会い

「どこでも簡単」を商品開発ではひとつのキーワードにしています。スマホやタブレットを使えばどこでも見るのは簡単ですが、撮影はやはり固定したカメラで行うしかありませんでした。そんな時に偶然出会ったのが、お客さんが自作したモバイルカメラ、「ボックス型CC-1カメラ」です。

きっかけはCC-1の映像が途切れるという問い合わせでした。場所は工事現場だということなのできっとWi-Fi環境が良くないのだろうと行ってみると、小さな箱にカメラとモバイルWi-Fiか何かのルーターが詰め込んであります。お客さん自らがこんなソリューションを作っていたということは大きな衝撃でした。不具合の原因は通信容量の上限に達して帯域制限がかかったことだとすぐに分かったのですが、帯域制限という問題自体の解決は簡単ではありません。映像撮影時のビットレートは通信状況に合わせて自動制御されるので、通信状態が悪くても映像を視聴することはできるのですが、どうしても画質はいまいちになります。根本原因そのものを解決するしかありません。代表の佐渡島はインターネットプロバイダーのソニーネットワークコミュニケーションズ出身だったこともあって、カメラが主に使うインターネットのアップストリーム帯域には空きがありそうだと思っていました。そこでソニーネットワークコミュニケーションズと交渉し、アップストリームだけを帯域制限なく利用できるカメラ専用のLTE通信契約を作ってもらったのです。

モバイルカメラの商品化

通信帯域の問題が解決したので、「ボックス型CC-1カメラ」を組み立てているところを紹介してもらい、セーフィーでも商品として扱うことにしました。インターネット回線のない工事現場や駐車場を始め、災害発生時には電源にさすだけで動作するという特徴を活かし、状況を素早くかつ継続的に把握するために利用されました。ただ、使っていたカメラのCC-1は屋外向けではないうえに、小さな箱に詰め込んであるので、夏場に温度が高くなると動かなくなることがあるという悩みがあったのです。

そんな時に、夜間でも撮影したものが欲しいという依頼が来ました。丁度Axis Communications製カメラ向けファームウェアのプロトタイプが出来上がっていたので、屋外用で暗所撮影に強いモデルを選び、LTEルーターと組み合わせたものを使ってもらうことにしました。稼働直後に発生した不具合をリモートから解析してソフトウェアアップデートすると、安定して動きます。晴れた日もこれで怖くなくなりましたw。画質についても評判は上々で、追加発注ももらったので、これを新ボックス型カメラにすることを考え始めていました。そんなところにあったのが、サカキコーポレーションさんからのお声がけでした。お話を聞くと、太陽光発電所向けにセンサーとそのデータをモバイル回線経由で収集する機材を売っているとのこと。カメラも設置したいという要望が多いので、ボックス型CC-1カメラみたいなものを何か一緒に作れないか、というご相談でした。

新ボックス型カメラにもルーターのリモート制御ができないという課題がありました。セーフィー対応のデバイスはリモートから状態の取得や制御、ソフトウェアアップデートを行うことができるようになっています。それによって、安定した運用や機能追加による「賢くなるカメラ」を実現しているのですが、それが市販のルーターではできません。それらの機能に加えて、屋外対応やPoE(Power over Ethernet)といったカメラ設置のための機能も兼ね備えたものがサカキコーポレーションの全天候型防水カメラルーター「SCR1800」とそれを利用したLTE搭載クラウド型防犯カメラ「Safie Go」シリーズです。

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固定インターネット回線がないところでも電源さえあれば簡単に設置してセーフィーを利用できることによって、工事現場など数多くの場所に設置いただき、防犯や現場を遠隔地から確認することによる業務効率化などに活用いただいています。Safie Goに続いては、小型化とバッテリー駆動により身につけて持ち歩くことができ、見る・聞くに加えてWebRTCによる双方向のコミュニケーションも兼ね備えた「Safie Pocket」シリーズへと、さらなるどこでも簡単を追求をした開発を続けています。

また最近では、業務効率化に加えて、新型コロナウィルス対策のために現場での対面検査を避ける必要がでてきました。リモートから映像を用いてリアルタイムに工事の状況確認と承認を行う「遠隔臨場」が要請されるにつれて、「Safie Go」「Safie Pocket」共に改めて注目されています。

エコシステム

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セーフィーでは「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、ユーザーの課題を解決する商品を作り続けて来ました。カメラの映像を見るという基本的なサービスから始まって、ユーザーが見る必要を無くす画像解析やAIの技術を取り入れたサービス、時間と場所の制約を超えたコミュニケーションを可能にするサービスへと幅を広げています。我々は最新の技術を取り入れたサービスを開発して提供するのはもちろんのこと、映像のプラットフォーマーとして自分たちの技術をさらに活用してもらう方法を提供していきたいと考えています。ご紹介したカメラの共同開発に加えて、テックパートナーへのAPI公開やアプリケーションSDKの提供により、セーフィーの映像プラットフォームとテックパートナーの技術の相乗効果による新サービスが生み出され、より多くのユーザーの課題を解決する。それによって強化されたプラットフォームがさらなる新サービス開発の原動力になる。そのようなセーフィーを中心としたエコシステムを構築していくための活動も開始しています。

もっと手軽で便利に防犯カメラを使えるようにしたい、という小さな思いから3人で始めたセーフィーのサービスは、ユーザー様やパートナー企業様を始めとした多くの方々に支えられて、プラットフォームに発展し、さらに多くの人や技術を巻き込んで成長しています。

これからも歩みを止めることなく新しい商品をどんどん提供していきますので、お楽しみに!

最後に

セーフィーでは新しい商品を一緒につくっていただけるエンジニアを募集しています!

 

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AWS IoT@Loft#9 登壇レポート

AWS IoT@Loftイベントでセーフィー の動画制御システムについて登壇しました。

※セーフィーはクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」を運営しています。



セーフィーでCTOをさせて頂いている森本です。

 

先日、AWSさん主催のIoT@Loftイベント第9回にて登壇させて頂きました。

イベントテーマが「IoTにおけるカメラ・動画の扱い方」だったので、まさに弊社サービスにピッタリのテーマという事でありがたく参加いたしました。

 

当日は残念ながら昨今の情勢を踏まえオンライン配信での開催でしたが、150名を超える方々にご参加頂き、IoT@Loftイベントでも最大規模になったいう事でありがたい限りでした。

尚、イベントで配信に利用されたシステムはもちろんAmazon Chimeでした。利用させて頂くのは初めてだったのですが、特に問題なくスムーズに利用する事が出来たとの所感です。

 

当日のスピーカーは私含め計2名で、ソラコムさん、セーフィーと登壇させて頂いた後、AWSさんよりIoTシステムを容易に構築可能なマネージドサービスについてのご紹介がありました。

AWSさんが当日のレポートを以下のブログにて公開されていますので、こちらをご覧頂ければそれぞれの発表内容が良く分かります(AWSさん、ありがとうございます)。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/event-report-iot-at-loft-9/

 

上記ブログでもご紹介頂いていますが、セーフィーの発表では実際にSafieサービスで利用されている動画制御システムについてお話いたしました。



 

今でこそAWSさんのAmazon Kinesis Video Streamsがリリースされていますが、6年程以前にそういったサービスが存在しないなか、どういったビジネス要求がありそれに対応するためにどのようなシステムを作り上げてきたかについて記載しています。ご興味がある方は是非目を通して頂けますと幸いです。

 

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Safie動画制御システム全体構成

尚、上記が弊社の動画制御システムの全体構成図となります。

以下のような柔軟な機能をサポートする事により、Amazon Kinesis Video Streamsと比べても遜色ないシステムを構築し、それを実サービスに利用できていると自負しております。

  1. HLS/WebRTCのハイブリッドサーバー配信により1秒以内の遅延を実現すると共に、環境要因などでWebRTCが利用できない場合はHLSでの自動フォールバック配信をサポート
  2. YouTube Liveと言った大規模配信システムへのRTMPパブリッシング、画像解析系サービスへのRTP/JPEGでの送信など、柔軟な配信制御が可能
  3. 上記全てをできる限りトランスコードを行わず、低コンピューティングリソースで実現

 

2020年3月時点で8万台を超えるカメラが出荷されており、上記動画制御システムを通して約6PB(ペタバイト)のデータが弊社システム上に保管され、配信や解析に利用されています。

 

最後に

今回はAWSイベント登壇レポートを公開させて頂きました。

尚、弊社としては今後画像解析システムとの連携を更に強化していくべく開発業務に取り組んでいますが、まだまだエンジニアさんが足りていない状況です。ご興味がある方はお気軽にご連絡頂けますと幸いです。

 

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Safieを支える技術-導入編-Safie対応カメラ

今回はSafie(セーフィー)サービスのシステム構成について概要説明させて頂きます。

※セーフィーはクラウド録画サービス「Safie」を運営しています。



セーフィーでCTOをさせて頂いている森本です。

前回はSafieサービスのシステム構成について簡単に説明しましたが、今回はその構成要素であるSafie対応カメラについて少し踏み込んで説明いたします。

Safie対応カメラのイメージ図

Safie対応カメラ

セーフィーは現時点では自社でカメラの開発は行なっていません。

理由は大きく2点あります。

  • ベンチャーにとってハードウェアを自前で開発する事は極めてハイリスクである。

私は過去複数のハードウェアプロダクト開発に関わってきました。

その中で何度も体験して来た事ですが、ソフトウェアであれば問題があった場合にはアップデートという手段が取れます(リモートアップデートに対応していなければ、ハードウェアが設置されている場所まで行かないといけないなど、対応状況により手間は大きく異なりますが)。

一方ハードウェアの場合は簡単に解決出来ず作り直しが必要になってしまう事も多々あります。

作り直しには時間も、お金もかかりますので体力がないベンチャーにとっては大きなダメージとなってしまう事もあり得ます。

  • 高品質なIPカメラが既に数多く存在する。

世界中はもとより日本にも一定レベルの品質のハードウェアを開発している会社が多数存在します。

それらをSafieサービスで利用できるのであれば、わざわざリスクを犯す必要はありません。

以上よりセーフィーではできる限り自社でハードウェアを開発せず既存商品を使用するというスタンスを取っています。

ただし、一般的なIPカメラをそのまま使った場合以下のようなセキュリティ上の問題が存在する事がよく知られています。

  • パスワードがデフォルト設定のままとなっている事がある。

一般的なIPカメラは出荷時にデフォルトパスワードが設定されており、IDやパスワード変更がエンドユーザーの手に委ねられています。その為適切に設定されていない場合には誰でもアクセス可能となっている事があります。

実際に数年前には適切にパスワードが設定されていない世界中のカメラがインターネット上に晒されて誰でも見れる状態となっていました。

  • 外部向けにポートが開放されており、攻撃される可能性がある。

一般的なIPカメラはエンドユーザーが直接アクセスするような仕組みとなっており、その為のポートが開放されています。

適切にパスワードが設定されていた場合でも開放されたポートは攻撃対象となり得、例えばIPカメラのソフトウェアに脆弱性が潜んでいた場合に、内部に侵入されるリスクへと繋がります。

前述の通りセーフィーではハードウェアの開発は行なっていませんが、一般的なIPカメラを自社サービスに対応させる為、専用のファームウェアを開発しハードウェアベンダーに公開しています。

専用ファームウェアには同時に上記の問題を解決する為、独自の仕組みを搭載しています。

Safie ファームウェア

Safieファームウェアを組み込む事により一般的なIPカメラがSafieサービスで利用可能となります。

このカメラは一般的なIPカメラとは異なる以下のような特徴を有します。

※Safieファームウェアを搭載したカメラを「Safie対応カメラ」と称します。

 

  • ネットワークのクライアントデバイスとして駆動する。

一般的なIPカメラと異なり、Safie対応カメラではユーザーからの直接アクセスは基本的に受け付けません。
ユーザーはクラウドサーバーを経由してアクセスする事のみが可能となります。
このため、Safie対応カメラでは外部に対しポートを開放してアクセスを受け入れる必要がありません。

Safie対応カメラの通信のイメージ

  • エンドユーザーによる設定不要。

ID/パスワードもSafieファームウェアが独自に設定する為、デフォルト設定からの変更漏れも一切発生しません。

合わせて通信経路も確実に暗号化を実施する為、通信を傍受された場合にもデータを盗み見られる事はありません。

この為、Safie対応カメラは一般的なIPカメラと比較し、セキュリティ面のアドバンテージも大きくなっています。

 

また、Safieファームウェアはカメラメーカーが組み込みやすいよう共通レイヤとポーティングレイヤを分離して提供しています。異なるハードウェア上でもインターフェースを適切につなぎ合わせれば容易にSafie対応カメラを開発することができ、幅広いタイプのIPカメラで利用する事が可能となっています。

※IPカメラによっては対応不可なものも存在いたします。

Safieファームウェアイメージ
 これにより、現状では数100種類を超えるIPカメラをSafieサービスで利用する事が出来ます。

現在広く使われるようになったSafieサービスですが、その広がりの一端を担う重要な構成要素となっています。

最後に

第3回目という事で、Safieサービスの構成要素について説明させて頂きました。

引き続きサーバーシステムなど他の要素についても説明していく予定ですので、よろしくお願いいたします。 

 

  

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Safieを支える技術-導入編

今回はSafie(セーフィー)サービスのシステム構成について概要説明させて頂きます。

※セーフィーはクラウド録画サービス「Safie」を運営しています。



セーフィーでCTOをさせて頂いている森本です。

前回は会社の説明などご挨拶的な内容で終わってしまいましたので、今回はSafie(セーフィー)サービスのシステム構成について少し説明をさせて頂きたいと思います。

セーフィーサービスのシステム構成

Safieのサービスは、ざっくり言うとSafie対応カメラ、Safieクラウドサーバー、Safieアプリケーションから構成されています。

それぞれについては以降で少しだけ詳しく説明しますが、技術領域としてはハードウェア、サーバー、インフラ、アプリケーション、動画配信、データ解析といった要素を全て含みます。この為一般的なWebサービスに比べて関わる技術要素のレンジが極めて広くなっているのが大きな特徴だと思っています。

当然ですがそれらの開発、運用を行う為様々な技術バックグラウンドのエンジニアが在籍し、お互いに意見を交換しながら日々の開発活動を行なっています。

 

また、プラットフォームと称している理由にも繋がりますが、他社サービスとの連携も行う事を前提としてシステムの開発を行なっています。

 

セーフィー対応カメラ

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Safieクラウドサーバーに接続可能なカメラの事を指します。

弊社では基本的には自社でカメラは開発をしていません。

その代わりカメラ内で駆動するソフトウェアモジュールを開発し、カメラベンダーに配布しています。

 

このソフトウェアモジュールはネットワーク制御、セキュリティ管理、動画制御、カメラ制御などSafieサービスに必要とされる全ての要素を備えており、当該モジュールを組み込むだけでSafieサービスにサービスインする事が可能となっています。

 

主としてC、C++が利用されており、一部Pythonなどが使用されることもあります。


セーフィークラウドサーバー

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ここでは詳細は省きますが、PaaS上に構築され、全カメラの制御、ユーザー管理、動画配信、画像解析、データ連携などを行なっています。

一般的なメディア系ライブラリ、画像解析系ライブラリがネイティブである事が多いため、親和性も考慮し大部分にPythonを採用しています。

 

特性上24時間365日サービスを止める事は出来ないので、無停止でのメンテナンス、機能追加にも対応しています。

 

執筆時点で7万台を超えるカメラを出荷、500台を超えるサーバーが常時稼働しており、約6PB(ペタバイト)のデータが弊社プラットフォーム上に保管されています。
 

セーフィービューアー

セーフィービューアーイメージ

セーフィー デモ画面(PCのみ)

iOS App Store

Android Google Play

 

Safieのサービスが利用できるエンドユーザー向けのアプリケーションです。

WebアプリケーションはAngularを、MobileアプリケーションはSwift、Kotlinを採用(開発中含めて)しています。

今の所、カメラの制御、閲覧などの基本機能が利用できる標準アプリケーションに加え、例えば顔認証サービス専用アプリケーションなどを提供しています。

今後は各種サービスの追加に合わせて専用アプリケーションやセーフィー 以外の開発者がアプリケーションを開発できるようなSDKも拡充して行きます。

 

最後に

第二回と言うことでSafieサービスの全体像について説明させて頂きました。

次回からは各要素の詳細なお話、個別の技術的なお話など中心にご紹介させて頂こうと考えていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

  

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セーフィー 、テックブログはじめました。

こんにちは、セーフィーでCTOをさせて頂いている森本です。

2014年に3人で創業したセーフィーもお陰様でビジネス的にも会社的にも成長が実感できるようになってきた今日この頃ですが、今更ながら技術ブログを始めていきたいと思っています。

 

何をやっている会社か?

上記のように書き出しましたが、そもそもどういった事をやっている会社か説明が必要ですよね。

一言で言うと動画のクラウド録画、配信プラットフォームを開発・提供している会社です。

といってもよく分からないと思いますので、詳細情報は以下のリンクをご覧ください。

 

safie.link

カメラの録画、配信だけでなく、動画とメタ情報の紐付けや、例えば人数カウント、顔認証など画像解析関連のサービスを展開しています。

 

 

何を目指しているのか?

弊社は「映像から未来をつくる」をビジョンとして掲げています。

この「未来をつくる」には色々な意味を込めています。例えば分かり易いところでは多くの人が見たいことや知りたいことを簡単に分かるようにする事です。それによって多くの人が抱える課題を解決する事を目指しています。

我々は全社員一丸となって、ビジョンの実現に向けて日々活動を行なっています。

なぜ技術ブログを始めるか?

繰り返しになりますが、我々は全社として上記に取り組んでおり、弊社の技術、エンジニアリングチームはその実現のための最重要要素の一つとなります。

そんな中、エンジニアさんの数が足りていない事、及びその要因の一つでもありますがセーフィーの知名度が低い事に課題を感じています。

弊社サービスは当然のことながら防犯用途でも広く使って頂いていており、ホームページにもその事は大々的に記載しています。

ただ、実態としてはそれ以外の用途でも幅広く使われており、関わる技術領域的にも極めて広いのですが、外部のエンジニアさん目線から見ると「防犯カメラサービスをやっている会社」と言うところで終わってしまっているのかな、と感じる事が多々あります。

ブログを書く目的は、広くみなさんに弊社がどういった事をやっているか知っていただく事と、あわよくばそれが先々の採用に繋がる事にあります。

最後に

まずは初回という事もありますが、技術ブログと言う割には会社説明といった内容で終わってしまいましたので、次回からは各要素の詳細なお話、個別の技術的なお話など中心にご紹介させて頂こうと考えています。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

「セーフィー 森本」の画像検索結果

 

 

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