こんにちは!Safie第2開発部のAndroidエンジニアのジェローム(@yujiro45)です。
今年も、日本最大のAndroid開発者イベントであるDroidKaigi 2024に参加してきました! Day 0のワークショップから最後まで参加しました。この記事では、今年10周年となるDroidKaigiで何をやったのか、何があったのか、個人的におすすめのトークなどについてお話しします!
Day 0 - Workshop
JetbrainsのエンジニアSebastian Aignerさん(@sebi_io)はKotlin Multiplatform (KMP)とCompose Multiplatformのワークショップをやってくれました!
個人的には、KMPについてあまり知識がありません。いくつかの記事を読んだり、小さな個人プロジェクトで少し試したりしただけで、深くは掘り下げていませんでした。このワークショップは、もっと学ぶ良い機会となりました!
ワークショップに参加する前に、開発環境を準備する必要がありました。
- ワークショップのリポジトリをクローンする
- Fleet(JetBrainsの新しい統合開発環境 (IDE) )をインストールする
- リポジトリのすべてのプロジェクトをビルドして、正常に動作するか確認する
ワークショップは、Kotlin Multiplatformとそのアーキテクチャについての説明から始まりました。KMPの説明はこの記事の目的ではないので、もっと知りたい方は、こちらのワークショップのスライドをご覧ください。😇
ワークショップでは、3つの課題がありました。
- プラットフォーム毎のネイティブAPI(WebのLocalStorage、デスクトップのJava Properties、AndroidのSharedPreferences)を使用して、ローカルに文字列を持続させる関数を作成しました。
- 二つ目の課題は、Ktorを使用して、画像を取得して表示するためのシンプルなHTTPリクエストを作成しました。
- 最後の課題は、Jetpack Composeを使用してUIを作成し、リソースフォルダーに置いた画像を表示しました。
ワークショップは難しくはありませんでしたが、Kotlinで異なるプラットフォームのネイティブAPIをどのように使うかや、Jetpack Composeをモバイルアプリ以外でどのように活用するかを学ぶのはとても面白かったです。
Day 1 & 2 - Event
Booths
Free ice cream
今年は外が暑かったのと、DroidKaigiの10周年を記念して、初めて無料のアイスクリームがありました!
Stamp Rally
今年もスタンプラリーがありました。各ブースにはスタンプがあり、必要な数のスタンプを集めると景品がもらえます。今年も全てのスタンプを集めることができました :)
Nail art
ネイルアートもありました。個人的にネイルアートには興味がありませんが、それが非常に人気がある理由はなんとなく理解できます 😀
Sessions
Best sessions
今年も多くの面白いセッションがあり、順位をつけるのが難しいですが、DroidKaigi 2024での私のお気に入りのトークをご紹介します! 興味があれば、すべてのVODはこちらで見ることができます。
Compose UIを使ったクリエイティブで複雑なユーザーインターフェース
このトークでは、ChrisさんがJetpack Composeを使って、ゲームのUIのような非常に興味深いUIデザインを作成することができるのを示しました。Persona 5のUIを例として使用しました。 実際、Jetpack Composeを使って、もっと創造的になろうと努力すべきです。
Jetpack Composeがどれほど強力かを実感しました。
Slides : https://speakerdeck.com/chrishorner/creative-uis-with-compose-droidkaigi-2024
デモアプリ:https://x.com/chris_h_codes/status/1835495634335646042
Repository:chris-horner/persona-im
AndroidのMediaPipeによる画像認識と物体検出
このトークでは、MediaPipeをAndroidで使ってオブジェクトの検出や分類を行う方法を見ることができて、とても興味深かったです。MediaPipeはクロスプラットフォームであり、Pythonでも使えるので、個人プロジェクトで試してみたいと思います!
Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める
このトークは、2人のゲストによって行われました。Android StudioのシニアプロダクトマネージャーであるAdarsh Fernando(@adarshfernando)と、UXデザインリードのChris Sinco(@csinco)です。
Android Studioでは、Copilotは一番人気だと思いますが、GeminiがAndroid Studioでどのように使われるかを見るのは興味深かったです。Geminiによるすべての変更履歴を確認できたり、ユニットテストのシナリオを生成できたりするのは、とてもよかったです。
まとめ
今年もDroidKaigiはとても良かったです。毎年参加者が増えていることが、このイベントの成功を物語っています。多くの優れたエンジニアと出会い、たくさんの人と話し、面白いセッションに参加しました。
来年の開催をもう楽しみにしています! Safieのブースで会いましょう! 😉
モバイルチームは開発する仲間を募集しています! 一緒にDroidKaigiに参加しましょう!