この記事は Safie Engineers' Blog! Advent Calendar の5日目の記事です。
はじめまして、クオリティマネジメントオフィス QCDグループの稲員です。
この記事を書こうと思った理由ですが、
2025年1月にセーフィーのQAチームにジョインしてしばらく経ちましたので、おじさんのQAエンジニアがセーフィーのQAチームでどんなことに取り組んできたか振り返ろうと思いました。
チームのテスト活動を改善するためにどのような施策を実行してきたのかを共有することで、QAエンジニアの方々や開発チームの方々にとって何かしらのヒントになれば幸いです。
MagicPodでのテスト自動化
QAを担当することになったシステムはちょうどテスト自動化をやろうというフェーズだったため、そのキャッチアップから行いました。 採用しているツールが「MagicPod」というもので、下記のような特徴があります。
- AIによるスクリプト作成支援&自動修復
- インストール不要な手軽さと、クラウドの端末やブラウザを使ってすぐにテスト作成可能
- Webアプリ・モバイルアプリに対応
MagicPodは手軽さと直感的な操作ができるということで、こちらは低い学習コストで実装できるようになりました。MagicPodに詳しいメンバがオンボーディングをしてくれたのも大きかったです。
共有ステップや変数の活用、上手なデータ分割などテクニカルに使いこなそうとするとまた技術は必要になってきます。
一通りテストの自動化が完了できて、日々の運用にのせるというところが実現できたのはチームメンバの作業時間を日々固定で押さえたのが良かったと思います(強制労働)
日々固定の時間を確保して良かったポイントは以下です。
- 実装で困っているところを質問して解消しやすい
- 実装を進めるモチベーションになる
全件成功した朝は気持ちが良いです。鳥も猫もうれしそうです。

この「自動化の時間」があるおかげか、テスト自動化実装が終わった後に大きめの改修があってもテスト自動化は腐ることなく、運用を継続できています。

QAフローの改善
他に取り組んだのがQAフローの改善です。
部の目標であったテストにまつわる”工数削減”、”品質向上”、および現場の”不”の解消という軸で改善に取り組みました。

工数削減の方では自分でもっとこうしたいなと感じたことや、振り返りミーティングでメンバーから話題に上がったものを改善事項としてピックアップしました。
上記の改善が落ち着いてからはNotebookLMを使ってナレッジをまとめよう、非機能要件のテスト観点をシステマティックに盛り込もう、AIに不具合分析させよう、AIにテストケースレビューさせよう、などに取り組んでいます。
テスト設計で変えたところですと、改修内容によってはテストケースの粒度を大きくしてテストケース作成の工数を減らすようにしました。
テスト実施の方ではお客様はFirefoxをほとんど使用されていないという事がデータから分かったため、リグレッションテストは自動テストに任せて、手動でのテストを大きく減らしました。
テストの時間はいくらでもかけられますが、必要十分なテストを少ない時間でやるということを意識しています。
スクラムの改善
最後にスクラムの改善ということで朝のデイリースタンドアップの中に「チェックアウト」のコーナーを作るようにしました。
チェックアウトは”何を話しても良いよ”というコーナーで当番制です。
QA関係のお話をすることもあれば、好きな漫画や映画、最近話題の○○、おしゃれになりたいんやけどみんなどこで服買ってる、アタック25形式のクイズ勝負やろうや、猫の肛門から分泌される”肛門液(?)”がなんか足に付いててすごい臭いんですが、などなど朝から笑いが起きたりしていて楽しみな時間になっています。
これはチームの心理的安全性を高めるのに一役買っていると思います。
これらの取り組みを通じて、チーム全体が改善活動に対する意識を高め、より良いQAプロセスを追求する文化が醸成されつつあります。現状に満足せずに今後も継続的に改善を重ねていく予定です。
この数か月は、単にテストをするだけでなく、新しいチームとして成長するための基盤を築く期間でした。今後もより良いプロダクト品質とテスト品質を追求し、開発チームと共にお客様のカメラ管理を楽にする素晴らしいプロダクトを世の中に届けていきたいと思います。