Safie Engineers' Blog!

Safieのエンジニアが書くブログです

Safieプロダクト開発の歴史 Part2

この記事は Safie Engineers' Blog! Advent Calendar 23日目の記事です。

企画本部のマネジメントをしております植松です。

本テックブログももうすぐ丸4年を迎えます(祝!)。テックブログのごく初期にプロダクト(商品)開発の歴史 を投稿してからもSafieは様々なプロダクトを世に出してきました。

そこで、本記事ではこの4年間でリリースしてきたプロダクト群の一部紹介と、今後の展望について書いてみたいと思います。

プロダクト年表 (2020~)

Safie API / Safie Developers

2020年迄はエンドユーザーやパートナーの方向けの製品を作っていましたが、開発者向けの初のプロダクトとして2021年2月に Safie API をリリースしました。 これにより、お客様の既存の業務ツールに我々の映像を組み込んでいただいたり、画像解析をお客様側で行っていただく、など、お客様側の使い方の幅が格段に広がりました。

元々の企画の始まりはパートナー様向けの案件があり、それは画像取得しViewerへのイベント登録をパートナー様側で画像解析して登録する、というものでしたが、我々のサービスとしては汎用化を見据え同時にストリーミングAPIを準備しました。かなりタイトなスケジュールでしたがなんとかリリースにこぎつける事ができました。このパートナー様向け機能については継続的に多くの台数使っていただいて売上高も順調に伸ばしており、今後のAPI利用の足がかりにもなったと思っています。

当初はβ版として限られたユーザにのみ使っていただいてましたが、今年頭から晴れてDeveloper(Safie API v2) として生まれ変わり、登録したユーザは誰でも使っていただけるようになっています。このブログではAPIの使い方 や、APIの便利なユースケース も紹介していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います。

Safie Developers Topページ

Safie Pocket2 / Pocket2 Plus

ウェアラブルカメラPocketシリーズは2020年にリリースしたPocket2 , 2023年にリリースした Pocket2 Plus と着実な進化を遂げていますので、その歴史について簡単に記したいと思います。

2020年一番の出来事は何と言っても新型コロナウイルスでした。弊社のサービスもコロナウイルス対策最前線の病院などで活用され、その事例は英国のBBCニュースでも取り上げられました。 そこに遠隔業務の切り札として満を持して2020年7月に登場したのが「Safie Pocket2」です。

初代Pocketは、所謂MVP(Minimum Value Product)と呼ばれる仮説検証のため、市販のウェアラブルカメラのソフトウェアをカスタマイズしたものです。静止画スナップショット機能やWebRTCによるリアルタイム双方向音声通話の実現といった新開発機能を盛り込んだ、新しいサービスでした。 私が入社した頃には既に初代Pocketは開発が終わっていましたので、伝え聞くところにはなりますが、カメラ本体に加えて無線LANルーターやモバイルバッテリーが別途必要で、ご利用いただいたユーザー様からもやはり、重い、持ち運びしにくい、というフィードバックを数多くいただいていたようです。そこで、エンジニアが、インターネットで見つけた世界中のウェアラブルカメラメーカー(英語では "body worn camera" と呼ばれます)に手当たり次第問い合わせをし、国内外のこれといった展示会を巡った末に実現したのが「Safie Pocket2」でした。

当初は3月に製造して4月販売開始の予定でした。新型コロナウィルスの脅威が日に日に高まり、外出自粛やリモート勤務が行われる中で、Pocket2をご活用いただけるはず、だったのですが、なんとPocket2の工場まで閉鎖されてしまったのです。メーカーさんが何とか頑張って工場を再開したのに部材も人も揃わない。組立が完成しても、物流が混乱しているので発送したカメラが届かない。お待ちいただいていた皆様にようやくお届けすることができたのは、3カ月遅れの7月になってしまいました。予定よりも遅れてしまいましたが、ユーザー様にはご満足いただき、さらにはテレビ東京 WBSで取り上げていただくなど、社会的にも注目される商品となっていきました。

ここで歩みをとめたわけではなく、使っていただいている中で様々な品質課題や改善要望が上がってきておりそれらを解消すべく、今年の5月に新たにPocket2 Plus をリリース。ウェアラブルならではの「手ぶれ補正」や、音声品質改善のための「スピーカー通話」、ウェアラブルといいながらも実際には固定して長時間利用されている方も多いため「モバイル給電」などの機能を搭載。より痒いところに手が届く、使い勝手の良さを追求したプロダクトとなっています。来年は海外にも羽ばたく予定です。

Safie One / SPDP

弊社CEOの佐渡島が創業当時から何度も語っていた「かしこくなるカメラ」の実現。Safie初のエッジAIカメラである Safie One は2022年9月にリリースされましたが、このリリースも苦難の連続でした。

CC2 / CC2Lという主力プロダクトの製造会社に開発依頼し、商品コンセプト、ハードウェアデザインについてデザイナーの方とコンセプト固めをして何度もやり取りを行い、試行錯誤を行いながらデザインを決めていきました。その後試作機が届いたのですが、SoCから発生する熱問題(AIを定常的に使っていると熱暴走して停止してしまう)・カチカチ音問題(カメラ内部で音が定常的に鳴る)・IrLED反射問題(レンズの下部に反射して映像にゴーストが発生してしまう)... などなど、大きな課題から小さな課題まで膨大な件数を、1つ1つ潰していきながらプロダクトリリース。

当初の構想から足掛け2年。やっとの思いでリリースした後も安定して量産にこぎつけるまでに様々な苦労がありましたが、現在はぽん置き出来る手頃なAIカメラとしてセーフィーの主力商品となっています。

当然ながら、エッジAIカメラというからには同時並行でAIアプリも開発が必要です。SPDP という主に店舗で使っていただくための立ち入り検知・通過人数カウント・立ち入りカウントがパッケージされたAIアプリを同時リリースしているのですが、これも途中で1度UI部分の仕様変更に伴った作り直しが入り、今の形となりました。もちろんViewerからスムーズに使える使い勝手の良さは他のアプリと同じ思想で作られています。

vimeo.com

今後の展望

まだまだ書きたいプロダクトは色々あるのですが、長くなってしまうので改めての機会とさせていただき、ここでは今後の展望を記したいと思います。 セーフィーでは「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、ユーザーの課題を解決するプロダクトを創業当初から作り続けて来ました。今後は、

  • パートナーであるカメラメーカーをユースケースに合わせて増やしていき、カメラ、特にエッジAIカメラのラインアップや、カメラを使える環境(ネットワーク機器、SIMなど)の提供
  • よりユーザーの課題に寄り添ったソリューションの提供
  • 映像プラットフォーマーとして技術をさらに活用してもらう方法をAPIやSDKで提供

といったあたりを中心に、セーフィーを使ってくださる方を増やし、セーフィーの映像を使って課題解決出来ることをどんどん増やしていきたいと考えています。

最後に、セーフィーでは新しいプロダクト、サービス、ソリューションを一緒につくっていただけるエンジニアやプロダクトマネージャーを大募集しています。面白そうだな、と思った方はカジュアルに話してみたい、で結構ですので是非コンタクトいただけると幸いです!

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